「モルスハイムのブガッティ博物館」を探しているなら、知っておいてほしいことがあります。町には、何十台もの車を並べたブランドの大型博物館はありません。ブガッティの歴史に触れられるのは、旧市街の中心にあるシャルトルーズ博物館の一角に設けられたブガッティ財団です。モルスハイム市が運営するこぢんまりとした施設で、類まれな自動車メーカーがなぜアルザスのこの地を選んで車づくりをしたのかを伝えています。見られるもの、そしてあわせて訪れたい場所をご紹介します。
ブガッティ発祥の地、モルスハイム
1909年、当時28歳のエットーレ・ブガッティは、かつての染物工場の建物を使ってモルスハイムに工場を設立しました。最初に生産された車はタイプ13です。その後の数十年で伝説的なモデルが次々と誕生し、なかでもタイプ35は当時最も多くの勝利を収めたレーシングカーの一つとなりました。
1928年、エットーレ・ブガッティはモルスハイム郊外のサン・ジャン城を手に入れ、顧客やドライバー、著名人を迎える場としました。この城は現在ふたたびブガッティ社の本拠地となり、現代のハイパースポーツカーが組み立てられています。一般公開はされていませんが、門にはいまもエットーレのイニシャルが刻まれています。
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シャルトルーズ博物館のブガッティ財団
シャルトルーズ博物館は、旧カルトゥジオ会修道院の建物を利用しています。修道士たちはストラスブールを離れて1598年にモルスハイムへ移り、1792年の革命期まで活動しました。博物館は1946年にアンリ・ゲルランジェ博士によって創設され、1985年にシャルトルーズへ移転しました。町の考古学、美術、歴史のほか、大回廊や、家具とともに再現された修道士の個室を見ることができます。
修道院長の館の一棟に、エットーレ・ブガッティとその家族の記憶を伝えるブガッティ財団があります。館内で見られるのは次のとおりです。
- ブランドの車数台(ガイドによれば財団は3台を展示しており、うち1台はタイプ35)とシャシー1台
- ブガッティ家ゆかりのユニークな品々、家具、資料
- モルスハイム工場とそこで働いた人々の歴史
シャルトルーズとブガッティ財団をあわせた見学の所要時間は、1時間から1時間半ほどです。車好きにも歴史・文化好きにもおすすめの立ち寄り先です。
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- 住所:シャルトルーズ博物館およびブガッティ財団、4 cour des Chartreux, 67120 Molsheim。
- 開館:季節営業で、通常5月から10月中旬まで。夏は開館時間が長く、春と秋は午後のみの開館です。曜日によっては休館日があるので、訪れる前にその年の開館時間を確認しましょう。
- 問い合わせ:03 88 49 59 38 または musee@molsheim.fr。最新の料金はモルスハイム市のウェブサイトで確認できます。
- アクセス:ストラスブールからモルスハイムまで電車で行けます。博物館は駅や歴史地区から歩いて数分です。
そのほかのブガッティゆかりの地
- モルスハイムのブガッティ・フェスティバル:エットーレの誕生日である9月15日に最も近い週末に、「アンテュジアスト・ブガッティ・アルザス」が毎年開催しています。数十台のクラシック・ブガッティが町をパレードし、アルザスやヴォージュの道へと走り出します。
- ドルリスハイムの墓地:エットーレ・ブガッティとその家族は、モルスハイムの隣村にあるこの墓地に眠っています。フェスティバルは伝統的に、彼の墓前での追悼から始まります。
- ミュルーズの国立自動車博物館(シテ・ド・ロトモビル):シュルンプ・コレクションに由来する世界最大のブガッティ・コレクションが見られる場所です。約400台の展示車のうち、約100台がブガッティです。
モルスハイムでの観光をさらに楽しむ
せっかくなら、かつての司教都市モルスハイムの旧市街を散策しましょう。市庁舎広場や、ルネサンス様式の旧肉屋組合会館「メッツィグ」が見どころです。モルスハイムはアルザス・ワイン街道の玄関口でもあり、町のすぐ外からブドウ畑が始まります。丸一日楽しむなら、午前はシャルトルーズ、続いて中心部を散策し、午後は近くのワイン生産者で試飲をするプランがおすすめです。



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