標高1,424mのグラン・バロンは、ヴォージュ山脈の最高峰です。オー=ラン県のゲブヴィレール渓谷とテュール渓谷の上にそびえ、晴れた日にはライン平野、黒い森、さらに条件がよければアルプスの山並みまで、アルザスでも有数の大パノラマを楽しめます。
ヴォージュの屋根
グラン・バロンはバロン・ド・ゲブヴィレール(ドイツ語ではベルヒェン)とも呼ばれ、ヴォージュ山塊全体を見下ろしています。草地に覆われた丸い山頂は、バロン・デ・ヴォージュ地域自然公園の名の由来となった「バロン(丸い山)」の典型です。夏はハイカー、冬は雪遊びを楽しむ人でにぎわいますが、駐車場から少し離れれば、手つかずの自然が残っています。
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山頂へのアクセス
グラン・バロンへは、マルクシュタインとヴィエイユ・アルマンの間を走るルート・デ・クレット(D431)でアクセスします。シャレー・ホテルやクラブ・ヴォージアンの山小屋近くにあるグラン・バロン峠に車を停めれば、石の多いものの歩きやすい道を15分ほどで山頂に着きます。子ども連れでも登れます。
ご注意ください。ルート・デ・クレットは冬季、とくにマルクシュタイン〜グラン・バロン間が、通常11月中旬から春まで閉鎖されます。シーズンオフに訪れる場合は、事前に通行状況を確認しましょう。
あわせて読みたいサン・モーリス・シュル・モゼルのルージュ・ガゾン・スキー場山頂の見どころ
- ディアブル・ブルー(青い悪魔)記念碑:第一次世界大戦の山岳猟兵をたたえて1927年に建てられ、レイモン・ポワンカレが除幕しました。1940年にドイツ軍に爆破されましたが、1960年に修復されています。
- 民間航空レーダー:建築家クロード・ヴァスコーニが設計し、1997年に運用を開始した大きな白い球体で、遠くからでもよく見えます。
- 方位盤:レーダードームの近くにあり、ヴォージュの山々、アルザス平野、黒い森、見通しのよい日にはスイスアルプスの峰々を確かめられます。
山頂は風が強いことが多く、真夏でも肌寒いので上着を持っていきましょう。
グラン・バロン周辺のハイキング
グラン・バロンにはGR5が通り、クラブ・ヴォージアンが標識を整備した道が縦横に延びています。山頂を一周するパノラマコース、ゴールドバッハやグリーデルマット池からの登り、稜線伝いにマルクシュタインへ向かう縦走などが定番です。当サイトでは、ほかにもハイキングのアイデアをご紹介しています。
冬のグラン・バロン
グラン・バロンの斜面には家族向けの小さなスキー場があり、マルクシュタインと共同のノルディックエリアではクロスカントリースキーのコースやスノーシューのルートが楽しめます。設備の稼働や営業は積雪次第なので、出かける前にゲレンデ情報を確認しましょう。そのほかのアイデアは冬のアルザスのアクティビティガイドをご覧ください。
周辺の見どころ
- アルトマンスヴィレルコプフ(ヴィエイユ・アルマン):ルート・デ・クレットをさらに南へ進んだところにある第一次世界大戦の戦場跡。国定記念物で、独仏共同の歴史博物館(イストリアル)があります。
- マルクシュタイン:高原の草地の中心にある、隣の山岳リゾートです。
- オーネック:さらに北、シュルフト峠近くにそびえる、山脈のもう一つの巨峰(1,363m)です。
- ブドウ畑:山のふもとでは、ゲブヴィレールやアルザス・ワイン街道の村々でワインの試飲が楽しめます。
さらに詳しく知りたい方は、グラン・バロンの魅力についての記事もあわせてお読みください。

ハイキングヴァントロン・スキー場