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ヴォージュ山脈のふもと、アルザス・ワイン街道沿いにあるリボーヴィレ。木骨組みの家、花で飾られた泉、中世の塔が並ぶグラン・リュ(大通り)を、山の上にそびえる3つの城塞が見守っています。リボピエール家とアルザスの吟遊楽師たちのふるさとである人口約4,700人のオー=ラン県の小さな町は、ワイン産地でも特に心惹かれる立ち寄り先の一つです。
リボーヴィレの起源:リボピエール家の町
リボーヴィレの歴史は、町の名の由来となったリボピエール家(ドイツ語でラッポルトシュタイン)と切り離せません。11世紀から記録に現れるこの領主たちは、バーゼル司教から封土を与えられていました。最初の家系は12世紀に途絶え、領地はウルスリンゲンのエーゲノルフに引き継がれます。彼はリボピエールの名を名乗り、約5世紀にわたって続く王朝を築きました。
領地と、サント=マリー=オー=ミーヌ渓谷へ通じる道を守るため、リボピエール家は高台に3つの城を築きました。そのふもとに城壁で囲まれた町が発展し、ブドウ栽培と交易によって栄えました。
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中世から現代までのリボーヴィレの歴史
中世、リボピエール家の領主たちは、リボーヴィレに本拠を置くアルザスの旅回りの音楽家たち、吟遊楽師の組合を庇護しました。これが、今も毎年開かれている有名なプフィファーダイ(吟遊楽師の祭り)の起源です。
リボピエール家は1673年に断絶し、伯領はツヴァイブリュッケン=ビルケンフェルト家に移り、フランス革命まで続きました。その後、アルザス全体と同じく、リボーヴィレも1871年から1918年までドイツ帝国に併合され、第二次世界大戦中にもふたたび占領されました。それでも町は旧市街の大部分を守り抜き、それが今日の魅力となっています。
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グラン・リュと肉屋の塔
リボーヴィレを知るいちばんの方法は、市民庭園から共和国広場まで、グラン・リュを歩いて上ることです。美しい木骨組みの家、泉、鍛鉄の看板が次々と現れます。途中にそびえる肉屋の塔(メッツガートゥルム)は、上の町と下の町を分けていた13世紀の門で、防衛を担った肉屋の同業組合にちなんで名づけられました。
サン・グレゴワール教会
上の町にあるサン・グレゴワール教会は、歴史的記念物に指定された美しいゴシック建築で、建設は13世紀にさかのぼります。身廊は1473年に完成し、その年号が要石に刻まれています。ぜひ中に入って、身廊とパイプオルガンを眺めてみてください。
リボーヴィレの3つの城
平野のどこからでも見える、町を見下ろす3つの城跡へは歩いて行けます。
- サン・ユルリック城:最も古く最大の城で、リボピエール家のかつての居城です。領主の大広間や主塔などが残っています。
- ギルスベルク城:サン・ユルリック城と向かい合う岩の突端に建つ小さな城で、14世紀にギルスベルク家の手に渡りました。
- オー・リボピエール城:3つの中で最も高い位置にあり、サン・ユルリック城の防衛を強化するために築かれました。アルザス平野を広く見渡せます。
クラブ・ヴォージアンが標識を整備した周回コースがいくつかあり、3つの城を結んでいます。リュッツェルバッハから出発する定番コースは約8km、累積標高差約450m。半日ほど見込んで、しっかりした靴で出かけましょう。森の中にたたずむ巡礼地、ノートルダム・ド・デュゼンバッハ聖堂を通るルートもあります。
ワイン農家の町、リボーヴィレ
丘に囲まれたリボーヴィレには、3つのアルザス・グラン・クリュがあります。リースリングで名高いキルヒベルク・ド・リボーヴィレとガイスベルク、そしてゲヴュルツトラミネールで特に評価の高いオスターベルクです。町には1895年創業で、フランス最古のワイン協同組合とされるカーヴ・ド・リボーヴィレもあります。カヴォーで試飲ができる家族経営のドメーヌもいくつかあるので、気軽に訪ねてみましょう。お酒はほどほどに。
祭りと伝統:プフィファーダイと中世のクリスマス
プフィファーダイ(吟遊楽師の祭り)は、毎年9月の第1日曜日に開かれます。アルザス最古の祭りの一つとされ、午後には音楽隊や山車が町を練り歩く盛大な歴史行列が繰り広げられます。
12月には、待降節の2回の週末に中世のクリスマスマーケットが開かれます。衣装をまとった職人、ジャグラー、火吹き芸人、踊り手たちが、町を生きた舞台に変えます。混雑する日には通常、ベルクハイムにシャトルバス付きのパーク・アンド・ライドが用意されます。その年の日程や詳細は観光案内所で確認しましょう。
リボーヴィレの周辺
- すぐ近くのユナヴィールには、ブドウ畑の中に建つ要塞教会と、コウノトリやカワウソの再導入センターナチュロパルク(3月末〜11月初め開園)があります。
- 数キロ南のリクヴィルは、ワイン街道で特に人気の高い村の一つです。
- すぐ北のベルクハイムは、城壁がよく残る小さな町です。
- 車で20分ほどのコルマールでは、プティット・ヴニーズやウンターリンデン美術館を楽しめます。
訪問のための実用アドバイス
- いつ訪れる?ハイキングとブドウ畑を楽しむなら5月から10月、プフィファーダイと収穫なら9月、中世のクリスマスマーケットなら12月がおすすめです。
- 駐車:町の周辺の駐車場に車を停め、中心部は歩いて巡りましょう。
- 情報:リボーヴィレ・リクヴィル地域観光案内所で、見学、散策路、祭りの情報を得られます。


