岩の圏谷に抱かれた氷河湖、山上のダム湖、冷たく澄んだ水。ヴォージュ山脈は、山の景色の中でマス釣りを楽しみたい人にとって格好のフィールドです。アルザス側で釣りに出かける前に押さえておきたいポイントをまとめました。
ヴォージュの湖がマス釣り愛好家を惹きつける理由
公式な「マスの湖地方」があるわけではありませんが、ヴォージュのアルザス側、とくにオー=ラン県には、冷たく酸素を豊富に含んだ山上湖が点在しています。ブラウントラウトや、釣り協会が放流する養殖マスが好む環境です。湖の多くは氷河起源で花崗岩の断崖のふもとにあり、下流の川の水量を調整するためにダムでかさ上げされたものもあります。
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知っておきたい山の湖
- ラック・ブラン(オルベ):標高約1,055m、面積約29ha、水深70m以上の氷河湖で、迫力ある断崖のふもとにあります。
- ラック・ノワール(オルベ):ラック・ブランの隣にある、より野趣あふれる湖。二つの湖は散策路で結ばれています。
- ラック・デ・トリュイット(フォルレ湖とも。スルツェレン方面):標高約1,060mにある、ヴォージュ山脈で最も高い湖です。ダムはフェクト川に水を供給しています。「マスの湖」という名のとおりですが、釣り糸を垂らす前に規則を確認しましょう。
- ラック・ド・ラ・ローシュ(リンタル):マルクシュタインのふもと、標高約920mにある人造湖です。
- ラック・ヴェール:ミュンスター渓谷のもう一つの宝石。詳しくはラック・ヴェールの記事でご紹介しています。
あわせて読みたいラック・ブラン スキー場釣れる魚
これらの山の湖で狙うのは、何といってもマスです。ブラウントラウトに加え、放流されたニジマスも多く見られます。湖によっては、ほかのサケ科の魚やコイ科の小魚に出会えることもあります。一方、チョウザメやサケはヴォージュの湖にはいません。
規則:押さえておきたい基本
- 釣りライセンスが必要:cartedepeche.frのオンラインか、公認の販売店で購入できます。旅行者向けに1日券や1週間券もあります。
- 湖ごとの管理:多くの湖は、自治体から公認釣り協会(AAPPMA)に貸し出されており、協会が解禁日、釣果の上限、使える釣法を定めています。たとえばオルベでは、協会「レ・トリュイット・ド・ラ・ヴァイス」がラック・ブランとラック・ノワールを管理しており、釣りのできる日や持ち帰れる数が制限されています。
- シーズン:山上では、釣りは主に春の終わりから秋の初めにかけて行われます。正確な日程は湖や年によって異なります。
- 法定の時間帯:日の出30分前から日没30分後まで。
出かける前には必ず、オー=ラン県(地域によってはバ=ラン県)の釣り連盟と、該当するAAPPMAに確認しましょう。日程、釣果の上限、禁漁区などについて信頼できる情報源はこれらだけです。
釣りを楽しむための実用アドバイス
- 朝早く出かけましょう。マスは涼しい朝のほうが活発で、夏はハイカーの混雑も避けられます。
- 防寒着と雨具を用意しましょう。標高1,000mを超えると、真夏でも天気が急変します。
- 湖岸や植物を大切に。いくつかの湖はバロン・デ・ヴォージュ地域自然公園の保護区域内にあります。
- 釣りとハイキングを組み合わせましょう。ラック・ブラン、ラック・ノワール、ラック・デ・トリュイットを巡るコースは、オルベ周辺の定番です。
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