アルザスの復活祭(イースター)に欠かせないのがラメレ。オスターラメレ、オー・ラン県の一部ではラマラとも呼ばれる、子羊の形の型で焼いたふんわりしたビスキュイです。粉砂糖をまとい、リボンで飾られて、復活祭の日曜の食卓の主役となり、春にはアルザスのどのパン屋さんにも並びます。
ラメレの由来と伝統
復活祭の子羊は、よみがえったキリストを表すキリスト教のシンボルです。アルザスでこれをビスキュイにする伝統は、16世紀にさかのぼるといわれます。かつては四旬節が厳格に守られ、卵を食べませんでした。そのため復活祭の頃には、主婦やパン職人の手元に大量の卵があり、このお菓子にぴったりだったのです。ミサの帰りに、婚約者や子どもたちにラメレを贈ることもありました。
伝統的な型は、釉薬をかけた2つ割りの陶製です。アルザス陶器の名産地スフレンハイムでは今も陶工たちが作っており、金属製やフッ素加工の型もあります。
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材料(ラメレ1個・6~8人分)
容量約0.8~1リットルの一般的な子羊型の場合:
- 常温に戻した卵 4個
- グラニュー糖 120 g
- バニラシュガー 1袋
- 小麦粉 120 g(より軽く仕上げるなら小麦粉80 gとコーンスターチ40 g)
- ベーキングパウダー 小さじすりきり1
- ノーワックスのレモンの皮のすりおろし 1/2個分(お好みで)
- 塩 ひとつまみ
- 型用の柔らかいバター20 gと小麦粉大さじ1
- 仕上げ用の粉砂糖
下ごしらえ:20分 – 焼き時間:35~45分 – 休ませる時間:完全に冷めるまで
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- オーブンを180 °C(上下火)に予熱します。
- 型の2つのパーツの内側に、耳、鼻先、脚まで忘れずに、はけでたっぷりバターを塗り、粉をはたいて余分を落とします。型からきれいに外すための一番大切な工程です。
- 卵、砂糖、バニラシュガー、塩をハンドミキサーで8~10分泡立てます。白っぽくなって3倍にふくらみ、リボン状に落ちるようになれば十分です。
- 小麦粉(とコーンスターチ)とベーキングパウダーをふるい入れ、泡がつぶれないようゴムべらで底からすくうようにして、そっと混ぜます。レモンの皮を加えます。
- 型を閉じ(留め具かたこ糸で)、口を上にして天板に置きます。生地はふくらむので、型の3分の2ほどまで流し入れます。
- 型とオーブンに応じて35~45分焼きます。口から竹串を刺し、何もついてこなければ焼き上がりです。
- 型のまま10分ほど冷まし、そっと型から外して、子羊を横に寝かせた状態で網の上で完全に冷まします。
- 必要なら、立つように底を包丁で平らにします。粉砂糖をたっぷりふり、首にリボンを結んで、お好みで復活祭の小旗を飾ります。
料理とワインの組み合わせ
復活祭のおやつに軽いビスキュイを楽しむなら、きめ細かな泡がバニラの甘さに合うクレマン・ダルザスか、フルーティーなミュスカ・ダルザスを。子どもたちにはホットチョコレートと一緒にどうぞ。アルザスワインのガイドもご覧ください。
アレンジ
- レモンの代わりにオレンジフラワーウォーター大さじ1で香りづけします。
- 混ぜ終わりに、人肌に冷ました溶かしバター40 gを加えると、よりしっとりしたビスキュイに(焼き時間を数分延ばします)。
- 小麦粉の一部をアーモンドパウダーに替えると、よりふんわりしたラメレになります。
シェフのちょっとしたコツ
- 新しい陶製の型は、初めて使う前に数時間冷水に浸し、よく乾かしてからバターを塗りましょう。
- 最初の25分はオーブンを開けないこと。ビスキュイがしぼんでしまいます。
- ケーキドームの下かラップで包めば2~3日保存できます。粉砂糖は食べる直前にふりましょう。



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