ごく薄いパン生地にフロマージュ・ブランとクリーム、玉ねぎとベーコンをのせたフラムクーヘン(タルト・フランベ)は、アルザス料理を代表する、みんなで囲む人気の一品です。できるだけ高温のオーブンで焼き上げる、伝統のレシピをご紹介します。
概要
春夏秋冬
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パン焼き窯から生まれたタルト
フラムクーヘン(flammekuche、flammkuchenとも書き、「炎の菓子」の意味。フランス語ではタルト・フランベ)は、アルザス北部の農村地帯、とくにコッハースベルク地方の生まれです。パンを焼く日には、薪窯の温度を確かめるために、クリームと玉ねぎをのせたパン生地を少しだけ窯に入れていました。数分で焼けたタルトは、パンを窯に入れる前に皆で分け合いました。お酒でフランベするのではなく、名前は窯の炎に由来します。
材料(4人分・大きなタルト2枚)
生地
- 小麦粉(フランスのT55タイプ)250 g
- ぬるま湯 140 ml
- クセのない油 大さじ2
- 塩 5 g
- お好みで:ドライイースト 5 g(入れると柔らかく、入れなければよりパリッとした生地に)
トッピング
- フロマージュ・ブラン 200 g(脂肪分20~40%のものがおすすめ)
- クレーム・フレッシュ(濃厚タイプ)150 g
- 白玉ねぎ(中)2個(約250 g)
- 燻製ベーコン(拍子木切り)200 g
- 塩、こしょう、ナツメグ少々
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作り方
下ごしらえ:20分 - 生地を休ませる時間:30分~1時間 - 焼き時間:1枚につき8~12分
- 小麦粉と塩(使う場合はイーストも)を混ぜ、水と油を加えます。5分ほどこね、なめらかでべたつかない生地にします。覆いをして30分~1時間休ませます。
- 天板またはピザストーンを入れたまま、オーブンを最高温度(250~300 °C)に予熱します。
- 玉ねぎの皮をむき、ごく薄くスライスします。ベーコンは塩気を抜きたければ熱湯で1分ゆで、水気を切ります。
- フロマージュ・ブランとクリームを混ぜ、塩を軽くふり、こしょうとナツメグを加えます。
- 生地を2等分し、それぞれをオーブンシートの上でできるだけ薄く(1~2 mm)、長方形または円形にのばします。
- フロマージュ・ブランのクリームを縁まで塗り広げ、生の玉ねぎとベーコンを散らします。
- シートごと熱々の天板に滑らせて入れ、縁がこんがりと色づき、少し焦げ目がつくまで8~12分焼きます。
- 切り分けてすぐに出し、その間に2枚目を焼きましょう。
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- グラタン風:トッピングの最後にすりおろしたエメンタールかグリュイエールを散らします。
- 森の幸風:生のマッシュルームのスライスを加えます。
- マンステール風:マンステールチーズを数切れとクミンを少々。
- ベジタリアン:ベーコンを省き、焼き上がりにシブレットを散らします。
- デザート風:薄切りのりんご、砂糖、シナモンをのせ、カルヴァドスやミラベルのオー・ド・ヴィーでフランベしてデザートに。
シェフのアドバイス
- 成功の鍵はオーブンの温度と生地の薄さです。厚すぎるより、薄すぎるくらいがちょうどよいのです。
- 玉ねぎは生のまま、ごく薄く切りましょう。生地と同時に火が通り、とろりと仕上がります。
- 具をのせすぎないこと。中央の生地が生焼けになってしまいます。
- 時間がなければ、パン屋さんのパン生地や、ごく薄くのばしたピザ生地でも代用できます。
フラムクーヘンに合うワインは?
キリッと冷えたアルザスの辛口白ワインを選びましょう。シルヴァネール、ピノ・ブラン、辛口のリースリングなら、クリームのコクとベーコンの燻製香とのバランスが絶妙です。赤がお好みなら、軽く冷やしたアルザスのピノ・ノワールもよく合います。詳しくはアルザスワインのガイドをご覧ください。ヴィンシュトゥブのように冷えたビールを合わせるのも定番です。
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